防災 HUGゲーム

2019年9月4日

皆さん、HUGゲームをご存知でしょうか。これは静岡県西部危機管理局考案による避難所立ち上げの運営ゲームとして誕生したそうです。HはHinanzyo、UはUnei、GはGamuのそれぞれの頭文字を取ってHUG、ハグには抱き合うという意味もあります。今日は所属している春日井さくらライオンズに春日井市災害ボランティアコーディネーターの方をお呼びし、勉強会をしました。

 

HUGゲームの目的は、①避難所の運営の具体的なイメージを持つ ②避難した時を考えるきっかけになる ③参加者同士の「つながり」が行動のもとになる ④減災に向けての具体的な行動ができる の4つです。グループに分かれリーダーとカードの読み手を決め、ルールに従って進めます。話し合いのルールとして、やさしい心を忘れない、お互いの意見を尊重する、結論を急がない、でした。

 

避難所見取り図の上にHUGカードを置いていくのですが、その情報カードの種類が様々です。例えば「救援物資が届きます。保管場所を決めてください」「東部地区〇〇さん 妻と長女 妻は妊娠8か月 ハムスター3匹連れて避難」などのカードを避難所のどこに振り分けていくかをみんなで考えるのです。全部で76枚、病気や薬が必要な人、家族構成などを考え、体育館か教室か本当に悩みます。

 

いざ災害が起きたとしたら、避難所の混乱はこんなものではないと想像します。だからこそ、このHUGゲームを皆さんが体験して、事が起きた時にどのように対応するか知っておくべきだと思いました。コーディネータ―の皆様もこの活動を広げたいとおっしゃってみえました。最後に牛乳パックで防災笛を作り、みんな童心に返って必死で作り、ピーピーならしていました。防災は普段の意識が大切です。